この写真は、ほとんどの人が聞いたことのない最古の写真形式ではないでしょうか?
19世紀に初めて登場したライトペインティング写真は、露出アンダーの被写体に対して移動する光源の光を当てて、長時間露光で撮影する撮影技術です。光源を「絵筆」のように使い、創造性を発揮することで写真家と芸術家の両方になれる新しい写真の形です。
光で絵を描くことには多くの可能性がありますが、一番のメリットは高価な高級カメラを必要としない、ということです。ONE RやONE X2のようなInsta360のカメラがあれば、従来のカメラでは不可能だったクールな映像の撮影も超簡単です。
この記事では、ライトペインティング写真作成に必要な機材、理想的なカメラの設定、撮影と編集の方法についてご紹介します。
Contents
ライトペインティングに最適なカメラは?
ライトペインティング用のカメラとしては、一般的な単レンズカメラでもライトペインティングは可能ですが、360度カメラの方がはるかにクリエイティブな可能性を秘めています。360度カメラは2つのレンズで周囲360度を全て捉えます。そのため、編集時に例えばFOVを調整して「リトルプラネット」を作るなど、たくさんのクールな効果を作り出せる可能性があります。そこで今回は、360度カメラでライトペインティング撮影を行う方法を2つ、単レンズカメラでも行える方法を1つ、合計で3つの撮影方法をご紹介します。
リトルプラネット効果を使ったライトペインティング
方法 1 : スマートフォンを使った室内でのライトペインティング(360度カメラ使用)
撮影場所
真っ暗な部屋 – これは、光の侵入をゼロにするための必須条件です。
必要なもの
- 2人 – 被写体となる人と、光の光源を持って動く「ランナー」となる人です。(映像に誰も写したくない場合は、ランナーだけいればOKです)
- 三脚
- 自撮り棒
- Insta360の360度カメラ – Insta360 ONE R 360度モジュール / Insta360 ONE X2 / Insta360 ONE X
- スマートフォン
スマートフォンの画面を明るくするためのライトペインティング用アプリ。私たちは「SpriteBrush」というアプリを使っていますが、他にも多くのアプリがあります。
カメラの設定
- シャッター速度は最長でも20秒程度です。私たちは8~20秒で撮影しました。
- ISO感度は低めに設定します。このような撮影では100に設定するのが一般的です。
- ホワイトバランスは環境に依存するので、撮影者が判断して決めます。
撮影/編集方法
ライトペインティング撮影方法(360度カメラ)
- 真っ暗な部屋を用意し、カメラを三脚に取り付けます。
- 被写体は完全に静止するようにします。
- ランナーは、スマートフォンの画面をカメラに向けたまま、被写体の周りを好きなパターンで動き回ります。
- 編集時にInsta360アプリでFOVをリトルプラネットに変更したり、アプリにある他の効果や編集方法を試してみてください。
方法2 :スチールウールを使った屋外でのライトペインティング(360度カメラ使用)
撮影場所
屋外。十分なスペースのある場所を探し、誰もいないときにのみ試してください。
必要なもの
- あなた自身だけです。この撮影では、あなたが被写体であり、カメラマンです。
- 三脚
- 自撮り棒
- 360度カメラ – Insta360 ONE R 360度モジュール / Insta360 ONE X2 / Insta360 ONE X
- 一掴みほどのスチールウール
- ステンレス製の泡立て器
- 金属製チェーン(頭上で振り回せる程度の長さ)
カメラの設定
- シャッター速度は5〜20秒
- ISO感度はここでも低めの100に設定
撮影/編集の方法
適切な予防策を講じなければ危険になり得るため、まず最初にいくつか注意事項があります。近くに草や木、車や木造の建物など、燃えやすいものがない場所を選びましょう。ビーチや岩場、砂地などが理想的です。燃えやすい服は着ないようにし、保護用の眼鏡を必ず着用してください。選んだ場所にはあなたしかいないことを確認しましょう。また、万が一に備えて消火器を用意しておきましょう。
- チェーンを泡立て器に取り付けます。
- スチールウールの繊維をほぐしながら広げて、泡立て器の中に入れます。中に入れたスチールウールが外にこぼれ落ちないようにします(事故を防ぐために重要です)。
- スチールウールに火をつけ、チェーンの反対側を持って頭上で振り回します。
- 編集時にFOVをリトルプラネットに変更したり、アプリにある他の効果や編集方法を試してみてください。
方法3 :線香花火や懐中電灯などの光源を使った屋外でのライトペインティング
撮影場所
屋外です。広々としたスペースがある場所で撮影してください。
必要なもの
- あなた自身だけです。この撮影では、あなたが被写体であり、カメラマンです。
- 三脚
- 自撮り棒
- カメラ – Insta360 ONE R / Insta360 ONE X2 / 一般的な単レンズカメラ
- 線香花火、懐中電灯、LED照明、スマートフォンやタブレットなど、基本的にどんな光源でもOKです。
カメラの設定
- 画角は小さめの固定フレームなので、シャッター速度は速めの4~10秒程度に設定できます。
- ISO感度は常に最低の100にします。
- ホワイトバランスは環境に依存するので、撮影者が判断して決めます。
撮影/編集の方法
- ほとんどどんな方法でも撮影できます。静止した状態で好きな光源を使ってライトペインティングの形を作ってもいいし、誰かが光源を持って被写体の周りを動き回ってもいいです。
- 編集しなくてもこのオプションだけで十分な映像になりますが、Insta360アプリを使って自由に編集したり好きな効果を追加したりしてみてください。
以上、ライトペインティング写真を撮るための方法をいくつかご紹介しました。上記の方法を試してみて、どれだけクリエイティブになれるかを見てください。Insta360のカメラを使っていれば、Insta360アプリが優れた編集ツールとなります。撮影したら、是非Insta360 FacebookコミュニティーやSNSで@Insta360Japan、@Insta360をタグ付けして投稿してください。
さらに参考例が必要な場合や、テクニックの具体的な実行方法を確認したい場合は、YouTubeチャンネルの以下の動画をご覧ください。
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