いま、世界のどこかの建設現場へ向かうと、おそらく360度カメラを目にすることでしょう。工事の進捗状況を効率的に記録することができる360度カメラは、現場ではますます一般的になってきています。請負業者、プロジェクトオーナー、エンジニアは、リアルタイムで同じデータと画像を見ることができるようになりました。
工事記録に360度カメラを使用する主な利点として以下のようなものがあります。
- 使い勝手の良さ:プロジェクト関係者は経験の有無にかかわらず現場を撮影することができます。
- スピード:歩きながら写真や動画を撮るだけです。
- 手頃な価格:LiDARのような高機能ツールと比較すると低価格です。
しかし、建設業向けにどのような360度カメラを選べばよいのでしょうか?この記事を読めば、Insta360 RS 1インチ360度版が最適なカメラである事がわかります。
1. 高画質
建設現場のモニタリングでは画質が最も重要です。工事関係者は進捗状況を明確に把握して工事がが仕様通りに進んでいることを確認できる必要があります。
Insta360 RS 1インチ 360度版は、1インチのデュアルセンサーのおかげで、高精細な6K 360度動画と2100万画素の写真が撮影できます。建設プラットフォームDroneDeployの顧客の一人は、次のように述べています。
「新しいInsta360 RS 1インチ 360度カメラの画質は素晴らしいものです。建物の中を歩き回って見るのと同じように、高解像度の360度静止画で見ることができるようになりました。この高画質画像は、今後、すべての現場において、私たちの新しいスタンダードとなるでしょう」
ジュノー建設 バーチャルデザイン/コンストラクションマネージャー ウィルソン・ハワース氏
2. 暗所撮影性能
建設現場では照明が十分ではないことがよくあるので、暗所撮影性能も考慮すべき画質の一つです。暗所撮影性能が貧弱なカメラでは、ぼやけたりノイズが多かったり、そもそも何が写っているのかわからない写真になってしまうことがあります。
RS 1インチ360度版が搭載する1インチセンサーは、他社製カメラよりも高画質なHDR写真を撮影することができ、難しい条件下での撮影に特に適しています。高いS/N比とLeicaの光学技術に支えられたRS 1インチ360度版は、低照度環境下でも優れたダイナミックレンジで十分なディテールを捉えることができます。
3. 使い勝手の良さとWiFi 接続
建設現場での撮影作業は通常、現場のエンジニアが行いますが、彼らは必ずしも360度カメラの扱いに慣れているわけではありません。建設業向け360度カメラに求められるのは、習熟しなくても使える使い勝手の良さです。
RS 1インチ360度版は、WiFi経由でiPhoneやiPadに簡単に接続でき、タップするだけでカメラの操作や撮影した画像のプレビューができます。必要なすべての設定やモードはタッチスクリーンからすぐにアクセスすることができます。またブラケットには1/4インチねじ穴が付いているので、自撮り棒や安全ヘルメットへの装着も簡単です。
6K動画を2fpsで撮影するオプションがあるので、撮影とアップロードも高速に行うことができます。このオプションでは自動的に0.5秒ごとに360度画像を撮影して保存するので、建設現場での撮影プロジェクトにおいてストレージの節約に貢献します。
Insta360は市場で最高のフォトドキュメンテーションカメラを作り続けています。私たちのパートナーシップの基盤は、お客様に最高のリアリティ・キャプチャ体験を提供し、お客様が思い通りの方法で現場を撮影できるようにすることにあります。
OPENSPACE 製品担当副社長 ニール・シェス氏
4. FlowState 手ブレ補正
手ブレ補正も、クライアントや関係者がすぐに見られるように滑らかで安定した動画を撮影するための重要な要素です。手ブレ補正技術は、現場のエンジニアが撮影中にカメラを安定して保持することに神経をすり減らすことなく、撮影プロセスを容易にしてくれます。
Insta360 のFlowState手ブレ補正と360度水平維持技術は、当社のアクションカメラ製品で長年培われてきたものです。起伏の多い工事現場の床を歩く場合でも、カメラを安定させることに気を遣う必要がなく、常に滑らかな映像が得られます。
5. 長寿命バッテリー
大規模な工事現場では、すべてを撮影し終えるまで時間がかかります。長寿命で交換可能なバッテリーを搭載する360度カメラは撮影の効率化に貢献します。
RS 1インチ 360度版が搭載するバッテリーは1350mAhの大容量を誇り、取り外して交換することができるため、複数のバッテリーを用意すれば途切れることなく現場を撮影することが可能です。
6. 施工管理プラットフォームとの互換性
もちろん、建設現場を撮影した後は、簡単にレビューできるようにすべての写真や動画をまとめて整理する、という仕事が残っています。現在ではコンテンツを整理できる自動化プラットフォームが多数存在します。
RS 1インチ360度版は、DroneDeploy、StructionSite、OpenSpace、Cupixなど、主要な建設現場キャプチャプラットフォームに統合されています。ここでは各プラットフォームが提供する機能を簡単にご紹介します。
OpenSpace
OpenSpace は、次世代のリアリティキャプチャソフトウェア、強力な統合機能、そしてスマート分析ツールを提供します。360度カメラを併用することで、比類ないスピードとシンプルさで現場をキャプチャすることができます。BIM CompareやAI駆動型OpenSpace Trackなどのツールを使えば、これまでにない方法で進捗を把握することができます。自動進捗追跡機能により、OpenSpaceはメモの追加、BIMモデルとの進捗比較、過去の撮影日との進捗比較などを簡単に行うことができます。
DroneDeploy
DroneDeploy は、リアルタイムで共有可能なドローンマップや3Dモデルを備えた、先進のリアリティキャプチャープラットフォームです。360度動画をDroneDeployにアップロードすることで、現場全体の360度ウォークスルーを作成し、経時変化を比較したり、検査ツールを使って問題を報告したりすることができます。また、DroneDeployは、RS 1インチ360度カメラを搭載できるユニークな地上ロボットソリューションも提供しています。ロボットのミッションは、屋内外を問わず、作業員が現場を離れた後でも、24時間365日実施するようスケジュールすることができます。ロボットは高解像度画像を包括的に撮影し、画像はDroneDeployに自動的にアップロードされるため、作業員は反復的で時間のかかる作業から解放されます。
StructionSite
DroneDeployが最近買収した StructionSite は、建設業向けのインテリア・リアリティキャプチャのリーディングプロバイダーです。同社のインテリジェントなプロジェクト追跡プラットフォームは、360度動画や写真、AIを活用したアルゴリズムマッピングを使用して、完了した作業の状況について詳細かつ系統的な洞察を顧客に提供します。StructionSiteのWebアプリケーションおよびモバイルアプリケーションは、建設現場をあらゆる段階であらゆる角度から撮影してプロジェクトの進捗状況を容易に把握できるように設計されており、請負業者やプロジェクトオーナーにプロジェクトを追跡し、スケジュールを検証し、リワークを排除できるようにする機能を提供します。
Cupix
Cupix は、世界中の建設業者とオーナーに使いやすい3Dデジタルツインプラットフォームを提供することを誇りにしています。同社の現場キャプチャ技術は、何もない空間から狭い場所、天井裏、屋上、ドローンにマウントして撮影する鳥瞰図まで、様々な環境で柔軟に対応できます。また、360度カメラ点群データと組み合わせて、地上型や携帯型のLiDARスキャナー、ドローン写真測量、ロボット、カスタムメイドのリアリティキャプチャシステムなど、統合3Dデジタルツインプラットフォームを構築することもできます。
RS 1インチ 360度版は、上で述べたすべてのプラットフォームで使用することができます。カメラを持って現場を歩きながら撮影し、お好みのプラットフォームでリアルタイムにデータを確認することができるのです。
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