アフリカのサバンナでVRネイチャードキュメンタリーを撮影する5つのヒント

ライオンやゾウ、サイの顔をじっと見てみたいと思ったことはありませんか?

でもこのような野生の動物に間近で出会うと、あなたや動物の命を危険にさらすことになります。しかしVRネイチャードキュメンタリーなら、思わず圧倒されるような動物を、VRヘッドセットを使って手の届く距離で見ることができます。いまや居間にいながらにして、自然の生息地にいる野生動物の姿を間近にみることができるようになりました。

ではVRネイチャードキュメンタリーの撮影を成功させるにはどのような秘訣があるのでしょうか? まず第一に、極度の高温下でも動作し動物に1〜2回噛まれても耐えられる丈夫なカメラが必要です。

私たちは、南アフリカのVR映像制作会社、VR Capture社の創設者であるTelmo dos Reis氏に、アフリカのサバンナでVRコンテンツを撮影する秘訣についてお話を伺いました。同社の最新のVRネイチャードキュメンタリーシリーズ「Close Encounters (接近遭遇)」ではアフリカの野生動物と目と目を合わせることができます。このシリーズはすべてInsta360のカメラで撮影されています。

VR Capture社と最新のVRネイチャードキュメンタリーについて簡単にご紹介いただけますか?

Telmo dos Reisといいます。シネマチックVRコンテンツを制作しており、360度動画制作を専門としています。過去5年間に様々な商業クライアントのコンテンツからオリジナルの野生動物ドキュメンタリーまで、多数のVRプロジェクトに携わってきました。私は根っからの自然保護活動家で、自然と野生動物の保護を促進する手助けとなるプロジェクトに自分の映像制作スキルを提供したいと思っています。

VR nature documentary photographer

「Close Encounters」は360度で撮影したシネマチックVRネイチャードキュメンタリーシリーズで、ゾウ、ライオン、サイの3つのエピソードで構成されます。このプロジェクトはVeeR社と共同で制作したもので、同社のプラットフォーム上でVRヘッドセットを使って視聴できます。このプロジェクトの目的は、視聴者と野生動物との連帯感を作り出し、絶滅の危機にある野生動物の厳しい状況をより多くの人に知ってもらうことです。

VR CaptureではXRプロジェクトで使用するため最高解像度で撮影します。私たちのチームはアフリカで初めてシネマチック360度動画を制作しました。私たちの使命は世界中の視聴者に深い没入体験を提供することです。私たちは最新のシネマチック360度ボリュメトリックビデオ技術を使って撮影し、非常に魅力のあるVR体験を提供します。

野生動物をVRネイチャードキュメンタリーで撮影するための以下のヒントは、アフリカのサバンナに生息する野生動物を撮影する場合にのみ当てはまります。野生動物に接近して撮影するにはその種類ごとに異なるアプローチが必要になります。

1. 安全第一

状況判断を誤ったり動物を見間違えると、あなた自身や仲間を危険に陥れることになりかねません。動物は防御的に反応し、危険な手段を取る可能性があります。撮影する際には動物たちの縄張りを尊重し細心の注意を払ってください。

動物たちの行動や気性を観察するため、熟練した野生動物専門家をチームに参加させましょう。また最悪の事態に備えて緊急医療の準備をしておきましょう。

私たちは幸いにもこれまで動物との不幸な出来事は経験していませんが、危機一髪の事態は何度かありました。近づきすぎたために動物に睨まれたり威嚇されたりするのは非常に威圧感があり、時には恐怖を感じることもあります。

2. 我慢強く

自然や動物たちは雇われタレントではありません。動物たちは撮影に合わせてちょうどいいタイミングで行動してくれるわけではありません。近づいてカメラを設置するのに完璧な瞬間まで我慢して待ちましょう。

VR nature documentary rhino

3. 動物たちの行動を観察し研究する 

野生動物の専門家をチームに参加させることが重要です。また、地元の優れた専門自然保護官を選ぶことも重要です。特定の動物についての行動範囲や性格まで知っていることがあるからです。

撮影したいと思っている動物については、その行動を知り予測するためにかなりの時間を共に過ごすよう心掛けています。動物にはそれぞれ個性があります。あなたが撮影しているライオンが前回撮影したライオンと同じように行動するわけではありません。ある個体は他の個体よりも攻撃的かもしれないので、尊重し威圧的でない態度で動物に近く必要があります。

動物に向かって車で進み、すぐ近くにVRカメラを設置する前に、まずは目の前の状況を把握し、動物の行動と状態を観察する必要があります。そうしなければ、ほとんどの動物は、たとえどう猛であっても、逃げてしまうことが多いです。

VR nature documentary giraffe

4. チャンスは逃さない

茂みの中では何が起こるかわかりません。常に待機していなければユニークな映像を逃してしまいます。何か特別なものを撮影できるよう、偶発的な予想外のチャンスが訪れたらすぐにカメラを構えられるようにしておきましょう。私の最高のショットの多くはこのようにして撮影したものです。

私たちは撮影の準備ができたら動物の方に車で向かい狙った場所にカメラを設置します。そしてその場所から完全に離れ、動物が近づいてくるのを待ちます。

Insta360のFarsightライブモニタリングシステムは、VRネイチャードキュメンタリーの撮影を簡単にします。これにより、茂みの中にカメラを設置し、車を隠し、動物たちが何をしていつ撮影できる距離にまで近づいてくるかを遠隔でモニターできるようになりました。

これまではバッテリーが切れたりSDカードの空き容量がなくなるまでにカメラの周囲でアクションが起こることを願っていたものです。いまは動物が近づいたら録画ボタンを押し、光のあたり具合が変化したら設定を変更できるようになりました。

VR documentary camera

5. プロのように装備する

プロのように装備して、機材が車のどこに積んであるのかを常に把握しておきましょう。常に十分な数のバッテリーやメモリーカード、様々な機材が常に手元にあることを確認しましょう。藪の中で長時間過ごすことになるので、脱水症状にならないよう十分な量の水と栄養のある軽食を用意する必要があります。

Insta360のカメラは私たちに最適なカメラです。Insta360のカメラが競合製品よりも優れている点はたくさんあります。内蔵バッテリーは他のブランドよりも優れており、ソフトウェアは使いやすく非常に安定しており、カメラは高温下でもよく機能します。

Insta360のカメラは軽量でとても頑丈なのでVRネイチャードキュメンタリーの撮影にぴったりです。私たちが使用しているInsta360カメラは野生動物に倒されてきましたが、今も問題なく動いています。最近の撮影だけでも、カメラはまさにライオンに噛まれ、ゾウに荒々しく蹴飛ばされ、野良犬に倒され… 過去にはもっとひどいことがありました。

私は長年にわたりあらゆる種類の360度カメラを試してきました。最初の頃は3Dプリンターで出力したリグにGoProをベルトで固定していました。当時、この業界の誰もが複数のカメラを扱わなくても済むような、360度動画撮影が可能なスタンドアロンのカメラを求めていました。

Insta360が6Kのステレオ音声と8Kのモノラル音声で録画が可能なInsta360 Pro 1をリリースした時、私はすぐに手に入れました。その使いやすさは自作のGoPro用リグと比べると全く異なる撮影体験でした。それ以来、私はもっぱらInsta360のカメラを使ってきましたが、最近はInsta360 Titanをこのプロジェクト用に使っています。

Insta360 Titanは現在入手できる最高の360度VRカメラだと私たちは考えています。マイクロフォーサーズサイズのセンサーを搭載し、広ダイナミックレンジと色深度の深さ、そして全体的な解像度に優れたこのカメラを使うことで容易に高画質が得られます。

Insta360 Titan VR camera

「 Close Encounters」に対する視聴者の評価は?

現在のところ視聴者からは非常に高い評価をいただいています。このシリーズは当初、中国各地のVR映画館で公開されましたが、すぐに大変人気のある映画の一つとなりました。視聴者は動物に接近して撮影した映像とその距離の近さに圧倒されました。映像は美しく、VR体験を通じて自然保護官とナレーターのガイドを楽しめたとのコメントをいただいております。

今回の協業がとても大きな成功を収めたことで、私たちはClose Encounters にさらなるエピソードを追加することを検討しています。


Insta360の最新ユーザーストーリーをチェックしたい方は、公式ブログをチェックしてください。また、Insta360コミュニティに参加すると、ユーザー同士で情報交換をすることができます。

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